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マンガ記事㉜会議~あふたー株式会社~

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 漫画解説~会議について~

f:id:umimizukonoha:20200401230257j:plain今回のテーマはあふたー株式会社の会議についてです。今回のゲストはコンサルさんです。

f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plainどうも~あらたさん。お久しぶりです~

f:id:umimizukonoha:20200401230257j:plainお久しぶりですね。全然マンガに登場してないから、表紙の中心に陣取ってるの誰?ていう感じになりつつありますよ

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f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plainあははは、手厳しいですね。でも良いんですよ。このマンガのテーマが業務効率化だから私が表紙の中央にいるだけで、会社で実際に活躍するのはあらたさんたちですからね。

コンサルってのは自分が主役になっちゃダメなんです。会社の社員が主体性を以て働こうとするところにそっと手を差し伸べるのがコンサルなのだと僕は思います。

f:id:umimizukonoha:20200401230257j:plainなるほど、単に影が薄いとか怠けているとかそういうわけじゃないんですね!

f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plainあらたさん何気に辛辣ですね(汗)

f:id:umimizukonoha:20200401230257j:plainさて、お呼びしておいてなんなのですが、今回のマンガはあふたー株式会社の会議の話ですが、何故にゲストがコンサルさんなんでしょうか。

f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plainまあ、多分今回のマンガで紹介されているあふたー独自の会議方法、「インナーミッション方式」の生みの親が私だからでしょうね。

f:id:umimizukonoha:20200401230257j:plainえ?インナーミッション方式ってコンサルさんが作ったんですか!?

f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plainそうです。私がまだあふたー株式会社の専門家チームに在籍していた際に、会議の根本的な問題を解決するために立案しました。

f:id:umimizukonoha:20200401230257j:plainえ・・・コンサルさんってあふたーの出身だったんですか?ていうか会議の根本的問題ってなんですか?

f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plainいかなる会議でも共通する根本的な問題点。それは「常に参加者全員で合意する必要がある」という事です。

f:id:umimizukonoha:20200401230257j:plainえ・・・?そんなの当たり前ですよね。会議って人が集まって一つの結論を出すのが目的なんですから、合意しなかったらただの座談会ですよね。

f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plain会議に目的を設定する事はなんら問題はありません。無駄な会議を省いたり、時間を削減したりするためには会議の目的を明確にすることは重要です。

ただ、会議によっては、例えば大人数で活発に意見を出し合う事で、より良い方法や企画を生み出すための会議もあります。そういう時に、あらたさんなら会議をどう進めますか?

f:id:umimizukonoha:20200401230257j:plainそうですね・・・いきなりゼロから参加者で話すのは時間がかかりすぎますから、私の方で叩き台となる案を準備して、より良くするためのアイディアを皆さんに伺います。

f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plain素晴らしいですね、あらたさん。実に効率的です。

しかし、ここでもし参加者の誰かから、あらたさんの案を木っ端みじんに粉砕するような案、或は真っ向から対立するような案が出された場合、あらたさんならどうしますか?

なお、あらたさんから見ると、自分の案の方が的を射ているように感じるとします。

f:id:umimizukonoha:20200401230257j:plain勿論反論します。やはり自分が正しいと信じられる案でなければ、仕事もやり辛いですから、何とかして自分の意見を通すために相手と議論したいと思います。

f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plain会議の時間が限られている中で、果たして本当に説得しきれると思いますか?まして相手が例えば自分よりも立場や経験が上の先輩だったり、上司だったりすると、今後の関係などに配慮して、相手に譲ってしまったりはしませんか?

f:id:umimizukonoha:20200401230257j:plainううん・・・確かにそれはあるかもしれませんね。

あ、でも私なら、会議参加者で決を取るかもしれません。そうすれば私一人の意見で説得する必要はありません。会議全体の総意であれば、私個人が相手を打ち負かすわけではありませんから相手も納得してくれるかも。

f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plain現実にそんな事をしてあらたさんが負けるならまだ良いですが、もし相手が負けるような事になれば、いずれにせよ相手の面目は丸つぶれです。その会議の中で彼は間違いである、という結論が出されてしまうわけですからね。

f:id:umimizukonoha:20200401230257j:plain確かにそれはそうなんですが・・・ううん。

f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plain会議の根本的問題点はそこにあります。

活発な意見交換が求められる会議であっても、最終的に一つの結論を出し、参加者はその会議の結論に従わなければなりません。そんな環境下において、そして時間も限られている中、参加者達は主催者に対して自分の反対意見や質問をしたいと思うでしょうか。自身の面目をつぶすリスクを冒してまで、積極的に意見を言うでしょうか。仮に自分が正しかったとしても、最終的には政治力や多数決で握りつぶされる可能性だってあるのです。リスクしかありません。

f:id:umimizukonoha:20200401230257j:plainなるほど・・・

f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plainよって、これを解決するために、「無理に意見を統一せず、意見を持つ各々が独自に進める事ができる」手法を発案しました。それがあふたー独自の会議手法、インナーミッション方式です。

これを使用するにはいくつかの条件がいりますが、基本的には大抵了承されます。

 

既にお分かりだと思いますが、このルールは、行使すること自体が目的ではなく、誰もが自身の意見を持ち、無理に合わせる必要がない事を担保するためのルールで、このルールがあるからこそ、あふたー株式会社は会議で積極的に意見を言う事を恐れない社風が保てるのです。

 

原作者コメント

なんか「インナーミッション方式」とか言うと、凄くもっともらしく聞こえるかもしれませんが、この会議方式は原作者が勝手に発案、命名した会議方式です。一般に知られてはいないので、会社とかでドヤ顔で提案しないように。

知人にイスラエル大使館にコネがある方がいるのですが、その方がイスラエル企業を訪れた時、会議の熱気に驚いたそうです。どんなに若い社員であっても、ガンガン目上の社員に意見をぶつけ、誰が言ったのかは関係なく、何を言ったのかだけで判断される、との事。

私はその話を聞いた時に「何で日本ではそれができないのかな~」とあれこれ考えた末、たどり着いたのがインナーミッション方式の発案でした。

どこかで試しに採用してくれないかな~とひそかに期待してます。

ちなみに、「インナーミッション」の名前の由来は、「HUNTER×HUNTER」というマンガの中でゾルディック家という殺し屋一族の家庭内ルールに由来します。彼らは家庭内で意見の対立が起こった場合、あえて意見を統一せず、それぞれがあらゆる手段を用い(家族は殺してはならない)自らの目的達成に尽力するそうです。

そしてこの事を「家族内指令(インナーミッション)」と呼んでました。

概念として非常に似ていたため、この名前をそのまま採用させて頂きました。

 

富樫先生、HUNTER×HUNTER早く再開してください。

 

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漫画リンク

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