マンガ解説
今回の漫画は、やっている業務が全く整理されてなくて、新しい人を入れたり、引継があったりした時に、全部口頭で説明してメモを取らせて、新人が退職してしまうパターンです。
「メモは社会人の基本」なんて言葉はありますけど、「メモが必要なほど長い説明は、業務が整理できていない証拠」ではないでしょうか。
右も左も分からない新人に対して、大量の専門用語を浴びせかけ、「常識」とか「教育」という言葉を使って、常に「新人を教育する」というマウントポジションで指導しても業務に新しい発想・観点が生まれる筈がありません。
これからの人手不足の時代に、そんな非効率な組織に優秀な人材が集まるでしょうか。
もし組織としての発展や、従業員の効率化を図るなら、先ずは外部の視点を入れて、業務を整理、簡便化し、その上でどうすれば新人でも分かりやすいように伝えられるかを検討する必要があります。
こういう話は、人員に余裕のない中小企業に限った話ではありません。
どこの組織でもある事です。
むしろ組織の人数が多いほど役割が分担されて、業務の内容を統一したり整理したりし辛くて、どんどん複雑になっていく傾向があると思います。
実際、筆者は大手企業での経験がありますが、どこの部署に行ってもありました。
どんな規模の組織であっても、常に内部の業務に外部の視点を入れ、合理化できる部分はどんどん合理化していかなければ、どんどん非効率になっていきます。
そして社内の人間だけではそれを抑止するのは非常に困難なケースがほとんどです。
マンガ内のオチのように、人ひとり取るために必要な採用コスト、維持コスト、教育コストをかけても本人が退職すれば全てパーです。
それを考えれば、目の前の業務の合理化に投資した方が遥かに合理的、建設的な選択と言えるのではないでしょうか。
びふぉあ株式会社に入社してしまった人へのオススメ記事
www.freelance-no-excelyasan.com
漫画のまとめページ
www.freelance-no-excelyasan.com