マンガ解説
基本的にびふぉあ株式会社とあふたー株式会社のお話は前回、前々回の話のように対になってます。今回のも③、④と対になってます。
今回の③、④のテーマである、何故か重いファイルというのは、実際に私が体験したエピソードです。
会社内で使用していたシステムに情報をインポートする際に使うEXCELファイル様式がどうにも重かったのです。
容量が3MBとかありまして、関係者一同が毎月そのファイルをコピーして一人で50件ほど作って入力作業したりするのですが、そのファイルを加工する度に開かなかったりフリーズしたりして非常にストレスでした。中途半端な時間なので、その隙間時間に別の作業をすることも難しい状況でした。
しかし先輩社員に聞いてもさっぱり理由が分からない。
システムに関係するファイルだから、何かシステムに関係するんじゃないか、VBAでも使っているんじゃないか、という事で誰も詳しい事は分かりませんでした。
しかし、どうにも腑に落ちなかったため調べる事にしたのです。
そして、判明した理由はしょうもない理由でした・・・
漫画④で原因を説明させて頂きます。乞うご期待。
VBAは使わない
EXCELを作る上での私のポリシーですが、VBA(マクロ)は絶対使いません。
理由は3つあります。
私がVBA(マクロ)を使わない理由
①応用力がない
VBAという機能は人の作業動作そのものを機械的に繰り返す事ができます。
ただ一方で、条件がほんの僅かでも変わってしまえばエラーになりますし、業務のやり方上、不要なものが出てきてもそのまま続けられてしまいます。
今流行りのRPAでも言える事なのですが、条件が少し変わっただけでも動かなくなるプログラムをいちいち作るのは、よほどのスケールメリットが無い限りはTOTALメリットは低くなりがちなのです。
②使える人が少ない
VBAはプログラムです。
本気で取り組まない限り自分で組むどころか、ソースページを開く事もできません。
1人で全ての仕事をしているフリーランスの方ならともかく、組織での持ち回り業務において、作った本人しか理解してないシステムほど邪魔な物はありません。
③業務の手順さえ整理すれば、EXCEL関数で似た事ができる
具体的に言えば、EXCEL関数でピボットテーブルを実行する事はできません。
しかし、ピボットテーブルに似たような表を自動で作るEXCEL関数を組む事は簡単にできます。
VBAを使う前に、本当にその作業は必要だろうか、業務のやり方を変えればもっと簡単にできるのでは、と考えれば、大抵の場合解決できます。
EXCELというシステムがここまで普及したのは、規則的な動作を人間より遥かに高速で行う事ができるためですが、同時に、規則的な事以外をさせる事ができないという縛りが、EXCELというシステムを有効なアプリケーションたらしめているのだと私は考えます。
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