マンガ解説
③の解決編になります。
③でも言った通り、このエピソードは、実際に私が体験したものです。
会社内で使用していたシステムに情報をインポートする際に使うEXCELファイル様式がどうにも重かったのです。
調べた結果分かったのは、先輩社員が推測していたVBAやシステムの影響などではありませんでした。
発生原因は不明ですが、Excelファイルを編集している内に、目には見えない不要なデータが保存されてしまっていたのです。
以下の写真をご覧ください。
これが通常のエクセルの状態です。
ところが私が見たエクセルの状態は以下の通りになっていました。
赤線で囲んでいる部分をご覧ください。
特に何もない真っ白なセルばかりなのに、右のスクロールが小さいですね。
右のスクロールバーが小さいという事は下の方に何らかのデータの残滓がある証拠なのです。
こういう時は、要らない部分の行を全選択して、削除、保存すれば、バーの大きさが元に戻り、容量が激減する事があります。
私が体験したケースも何らかの理由で、何もないセルに書式設定がされていたのでしょう。
なので、もしもファイルが重いのであれば、先ずスクロールバーをチェックして、余計なデータが残っていないかを確認すると良いかと思います。
分かってみれば、なんだ、こんな事?という感じです。
そして実際、エクセルの得意な人は結構な割合でこのことを知っており、実はネット上には他にも様々な方法でのエクセルの軽量化が載っています。
しかし、実際に私が経験した2つの会社で同じ事があり、その理由、対処法を誰も知らず、調べる余裕もなかったのです。
私が勤めた会社は2社とも(1社は優良上場企業)このような本当に小さな要因で時間ロスを出し続けていたのです。
世間で働き方改革が叫ばれる昨今、残業を減らすために社員を早く帰らせる会社さんが増えてきています。
しかし、社員のほとんどは残業したくてしているのではありません。残業を減らしたいのであれば、本来はこういったロスを一つ一つ丁寧に片付けて、地道に解決していくしかありません。
本当に業務改善をする会社さんは、トータルの残業を減らすために一時的な経費や残業を惜しまないものだと思います。
そういうのが得意な社員にチャンスを与えるなり、フリーランスに相談するなり、会社が積極的な対応を取る事が、働き方改革の第一歩かと思います。
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