マンガ解説
ビジネスは一つの芸術であると私は思います。
その核となる理念や信念の部分に何かしら熱い情熱が宿らなければ、企業は偉大な企業にはならないと思うのです。
ジョン・D・ロックフェラー、アンドリュー・カーネギー、本田宗一郎、ヘンリー・フォード、トーマス・A・エジソン、ウォルト・ディズニー、サム・ウォルトン、大きな功績を残した偉大な起業家たちは皆、芸術家のように周囲から奇異に映るほどの情熱を持っていたという逸話が数多く残っています。
アップルのスティーブ・ジョブズもまた、その一人ではないかと思います。
ビジネス好きの方はお分かりとは思いますが、今回の話はアップル創業者のスティーブ・ジョブズがi-Phoneを発表した伝説的なプレゼンをモチーフにしています。
びふぉあ株式会社のエンジニアはシステム設計に魂を込め、どこまで芸術性に拘ったシステムを完成させました。
が、びふぉあ社員でない私は無粋を承知で言わせて頂ければ、(ジョブズ似の)エンジニアさん・・・魂を宿す所、間違えてます。。
アップルのようなB to Cビジネスにおいて、一貫した主張がある商品は一つのブランドとなり、芸術的な拘りがそのまま付加価値となることがあります。
消費者(Customer)が求めているのは必ずしも経済性、合理性ではなく、「人生を豊かにしてくれる何か」であり、「魂の宿った美しいもの」もその一つだからです。
しかし、今回のデータベースシステムについては、社内で使うもの、それも単にデータを集約し、引き出すためのモノに過ぎません。
ユーザーである社員たちは、そこに芸術性を求めるのでしょうか。
少なくとも私はNoだと思います。
会社とは、社会に対して何らかの理念やメッセージ性を持ってサービスや製品を提供する組織体だと思います。ならば、それ以外の内部的、事務的な事案は最もシンプルな形で統一し、コストを極限まで絞り、絞り出したリソースをそのサービスなり製品の開発に投下するのが、本当に創造的な企業の在り方ではないでしょうか。
会社とは限られたリソースをどこに割り振るのかで、成否が決まります。
社内の業務効率化にリソースを割くのは重要な事ですが、芸術性まで求める必要は無いと私は思います。
では、最も維持が容易で、コストの低いシステムは何でしょうか?
EXCELです。
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