モンスターファーム2の中で特定のCDから生まれるレアモン達・・・
レアモンには色々意図が込められている気がするので、うちのストアで売ってる自作CD作成と再生チェックの傍ら、その意図について類推していこうと思います。
ドレッドハーブ(再生完了)
元ネタはビジュアルから分かる通りただのドレッドヘアのプラントなのかな・・・?また凄いシンプルな奴きたな~、ハーブというからには脱法ハーブとか大麻とか、ちょっと危ないネタだと色々書けたのにな~とか思っていたら。。
ドレッドヘア(正式名称ドレッドロックス)実に深い・・・。
こんなメンテナンスが大変な髪型、労力が有り余り多様な美意識が生まれた近代でなければ生まれっこないと思いきや、その誕生は古代エジプトまで遡り、当時のレリーフ等にその髪型が残っているとの事。さらに同様の髪型はゲルマン民族、バイキング、ギリシャ人、太平洋の種族、ナガ族でも見られたそうな。
生まれた説は色々あるが、宗教上の理由がほとんどらしい。(こんな面倒な髪型にする理由なんてファッションでなければ宗教でしかないでしょうが・・・)遥かに遠い地域に住み、異なる神を信奉する民族で同様の髪型が広まっているというのは、ドレッドヘアこそがユングの元型論で言う所の「神を信奉するのに最も適した髪型の元型」なのかもしれない。
そして「神」という所でちょっとピンときました。なぜプラントでドレッドヘアをモデルとしたのか。
結論から言えばドレッドハーブは「ラスタファリ運動」をモチーフとしたモンスターなのかな、と思う。
ラスタファリ運動とは
1930年代にジャマイカの労働者階級と農民を中心にして発生した宗教的思想運動である・・・主義としてはアフリカ回帰主義(またはアフリカ中心主義)を奨励した。その指向は、ラスタの生活様式全般、例えば菜食主義やドレッドロックス、ガンジャを聖なるものとして見ることなどに現れている。
で、 このラスタファリ運動、呪術などに使われる大麻の使用などを肯定している。幻覚作用のある薬などは古来から宗教等で用いられる事が多いから、神とかが絡んでくるなら出てくると思った。
他のプラント系モンスターはみんな「~ソウ」とか「~フラワー」なのに一種だけ「ハーブ」っていうから、何か意図があると思ったがやはり大麻か。。スッキリした。
おそらくだけど、デザイナーさんは
レアモンのプラントとは
→神聖な草or危険な草
→大麻のプラント(ハーブ決定)
→ラスタファリ運動(モチーフ決定)
→ドレッドロック(ビジュアル&ドレッド決定)
という私とは逆の流れで連想したのではないかと推測。
しかし、今はインターネットがあるから簡単に思考トレースできるけど、こういう事していると、やっぱりクリエイターの方々は背景になる知識量、勉強量が半端ないんだろうな~としみじみ思う。
久しぶりにやりたくなった人は、うちのストアの自作CDで育成挑戦してみて下さい~
個別に欲しいレアモンがいるなら、直接ご相談ください。全部再生完了してます。