フリーランスのエクセル屋さん

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世界恐慌と騒がれている時、思い出したい事。

株式市場がエラい事になってきているみたいですね。

NY株急落で開始、一時2000ドル超安

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6353588

 

本ブログはビジネスについて考えるブログなので、市場の上がり下がりに一喜一憂するのが主旨ではありません。ただ、景気や投資はビジネスと切っても切れない関係です。市場がこれだけ下落したというのは、大いなるピンチであると共に大いなるチャンスであるという事は声高に主張したいので書きます。

 

ちなみに私自身はリーマンショック時に株式を買い、アベノミクスの暴騰直前に売ってしまうという、買い場は最高、売り時最悪、そしてそれ以降は買ってないという、投資家としては三流以下の人間です。

偉そうなことは言えないんですが、かつて散々投資を勉強していた者として、もしこれまで一切株式に関わっていなかった人が居れば、役に立ちそうな基礎知識を導入だけ書いてみようと思います。 

そもそも株式とは?

株式とは株式会社を設立した時にお金を出資した人が受け取る、「会社の所有権」です。100万円の資金でビジネスを始める時に10万円出資した人は、会社の所有権の10%を貰えて、10%分の株券という形で受け取ります。(現在は株券は発行されず、あくまで権利の概念が存在するだけだったりします)

で、その会社の所有権の主な権利は、「経営権」と「受益権」の二つです。

経営権とは

「経営権」というとまるで自分で経営に参画しないといけないようですが、現実には、「会社経営をする人間(社長 or CEO)を任命する権利」です。会社の株の10%を持っていれば、株主総会と呼ばれる会で、10%の任命権を持つのです。勿論、10%しか持ってませんから他の90%が自分と違う意見であれば、その意見は通りませんが、自分の持ち分を含めて50%超の支持があれば、自分自身を社長に任命する事だってできます。

受益権とは

「受益権」とは、会社が稼ぎ出した純利益に対する所有権です。つまり100万円の資本を元に、10万円の利益を稼ぎ出したとしたら、10%の所有権を持っている人は1万円について所有権があります。ただ、ここで注意して欲しいのは、10万円の利益が出ても、すぐに株主に配分されるわけではありません。例えば10万円の利益を出せたとしても、会社の将来の為の成長投資分、或は将来不測の損失が起きた時の余剰資金として会社に残し、一部だけを配分する、というのが一般的です。この配分を株主への「配当」と呼び、利益から配当に回す割合を「配当性向」と呼びます。

配当性向の特徴

若い成長企業はどんどん成長するためにお金が要りますし、株主に返すよりも将来に投資した方が利益がもっと増えるので、この配当性向が低くなりがちです。一方、大手企業は財務基盤が安定し、かつ追加投資しても市場が成熟してうまく利回りを上げられない事が多いので、配当性向を高くして株主に返還する企業が多くなります。

配当利回りが高い=良い企業ではない

ここでのポイントは、投資家が実際に手にできるのは、配当として入ってくる現金だけですが、投資家の取り分は本質的に会社が稼ぎ出した利益全てだということです。手元に来なくとも、実質的にその会社の価値は利益分増えている筈であり、自分が持っている10%の価値はそれだけ上がっているのです。その利益は来年以降にまた再投資され、より大きな利益となって帰ってくる可能性があります。今は目先の配当が少なくとも5年後10年後のためにガンガン投資している会社は、将来何倍も大きな配当として帰ってくる可能性があるのです。逆に、配当によって成長原資を流出してしまっている会社は大きな成長は期待できないのかもしれません。

勿論、ガンガン投資した分がことごとく失敗して小さいままの企業もあるでしょうし、大きな成長をし続ける一方で配当もしっかり出す大手企業もあります。

ただ、「目先の配当利回り=会社の価値」ではないというのは投資を考える上で覚えておくべき大きなポイントです。

株式市場とは?

今まさに暴落している株式市場というのは、ここまでで説明した「株式」(経営権と受益権)を売買する市場です。上述の通り、株式というのは持っていれば段々と配当を受け取る事ができますが、投資した分を回収するには何年もかかってしまうケースがほとんどです。しかし、突然お金が入り用になる人もいると思います。そんな人のために他の人に売ったり、逆に投資したい人が買ったりできる場所が株式市場です。そこで売買が成立した価格が「株価」であり、株価×発行されている株式数=時価総額であり、会社をまとめて買ったらいくらかという指標になります。

何故暴落がチャンスなのか

多くの人は野菜市場でニンジンが100円で売られている時と、50円で売られている時では当然50円がお買い得だと考えると思います。株式も同じで、例えば森永製菓の株式が100万円で売られている時と50万円で売られている時なら、断然50万円で売られている方がお買い得なのです。

勿論、今年や来年の利益だけを見れば、価値が減っているように見えるかもしれませんし、場合によっては損失が出て実際に減価するかもしれません。実際それを恐れているが故に、今まで株を持っている人が投げ売りして株価は安くなっているわけですので。

ただもし本当にその会社の提供する製品・サービスに強い魅力があり、適切な経営陣によって経営されている会社ならば、数年待てば配当を出すようになりますし、株式の価値も戻ります。リーマンショック時に拾ってから、アベノミクスで好調になって10倍以上になった株などが結構ありました。

勉強のすゝめ

今後ですが、この「コロナショック」がいつまで続くのかは誰にも分かりません。

(分かるという人間が居れば、それは詐欺師か「コロナウイルス」を計画的に作り出した人類の敵です。いずれにせよ拘束しましょう)

ですが、もしこれが1929年の世界恐慌や、2008年のリーマンショックに匹敵する危機であれば、短くともあと1年くらいは下落相場が続くでしょう。つまり、今から素人が勉強し始め、投資資金を貯め始めても、買い場には十分間に合ってしまいます。世界恐慌クラスなら3、4年は買い場が続く筈です。小学生が高校生になるレベルです。勉強できないわけがない。

仮に大きな問題にならないなら、それはそれで景気が回復してみんなハッピー、なおかつ勉強した知識が教養になって終わりです。今勉強する事に何の損もありません。少なくとも政治や他国にブツブツ文句言っているよりは余程建設的です。

 

というわけで私がお勧めする投資本は以下です。

もし興味を持たれた方は買うなり、図書館で借りるなりで参考にしてみて下さい。

ちなみに私はテクニカルチャートとかを一切信じないバフェット派の人間なので、テクニカル派の方は無視してください。

初級者用

お金持ちになるためのバフェット入門

お金持ちになるためのバフェット入門

  • 作者:三原 淳雄
  • 発売日: 2006/06/30
  • メディア: 単行本
 

 

中級者用

 

 上級者用

 

参考 

パナソニックの創業者、松下幸之助は自身の考え方を戦国武将のホトトギス俳句に例えてこう表現してます。

「泣かぬなら それもまた良し ホトトギス

不況であれ好況であれ、冷静に、柔軟に考え、ピンチをチャンスに変える発想こそが、人生を楽しくするのかもしれません。

ピンチをチャンスに変えて楽しめる人になるか、ピンチに怯え、怒る人になるか・・・今がその差が生まれる境目かもしれません。