当ブログでは2020年6月の企業分析開始時点で、高利益率を達成している会社を優先的に見ていっているわけですが、半導体絡みの会社が多い印象があります。
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中には突然急激に利益率が良くなっている会社もあります。
ここ数年、半導体自体の需要が相当増えてきているという事かと。
一般論的な話をすれば、AIやらIoTやらでどんどん半導体需要は増してきていますから、業界としてかなり盛り上がっているのかな、と。
近頃は世界的主要産業である自動車まで半導体を大量に使っており、半導体が足りなくて自動車を減産などという事態まで起きてます。
で、半導体が足りない件を調べてて見つけたこの記事。
半導体不足で減産 なぜ起きる? 自動車産業の構造的な弱点とは? - 自動車情報誌「ベストカー」
この記事の内容で特に興味深いと思ったのはこの部分。
しかもコロナ禍で投資マネーがダブついたため、仮想通貨にも多額の投資マネーが再び注ぎ込まれた結果、ビットコインなどの価値が急上昇し、マイニング(仮想通貨の取り引きを記録する作業で、報酬がもらえる)用のPCの需要も再び過熱して、高価なグラフィックボードを搭載したPCが買い漁られる事態も起きている。
あ~半導体需要は今流行りのビットコインにも関係するのか・・・という。
ビットコインはドンドン価格が上がってきており、最近はテスラが購入したとかでさらにヒートアップしている印象です。
私自身はビットコイン投資にはあまり興味が無い人なので、横目で見ながら「あからさまなバブルっぽいけど、仮に弾けたとしても、ビットコインに興味を持った投機家が損をするだけで、経済に大した影響は無いのでは」とタカをくくっていました。
しかし、こうして考えると、もしビットコインの値下がりが起きたりすると、半導体業界に直接的なインパクトがあるのかも、と。。
ビットコインが値下がりしたら、マイニングしようにも維持費がペイしなくなって、高性能パソコン需要も減って、半導体もダブついて、半導体製造装置も痛手を被る、というシナリオもあり得るのではないか。
これは私にとって流行りのビットコインが経済に与える新たな視点で新鮮でした。
半導体業界は長期的に有望な業界であるとはいえ、今の数値はかなり供給不足になって盛り上がっている時点での業績ですから、「業績が良い=会社として優秀」と見ると痛い目を被る可能性もあるかな、と。
利益率の高い会社を丁寧に見ていくと、今どういう業界が儲かっているのか、その理由が何なのかとか、色々見えてくる気がして面白いです。ミクロは積み重ねるとマクロとなる。これは企業分析を続けるときの思わぬ副産物かもです。