株式投資を始めようと思った人がぶつかる悩みは主に以下の3つです。
これらの悩みについては過去からずっと投資家間で議論されていた話題です。
特に「何をいつ買えばいいか」という問いは業界の人や学者の間で議論し尽くされており、過去の実績からも概ね納得せざるを得ない結論、共通認識があります。
この記事ではその結論や筆者なりの解釈を、株式投資未経験者、初心者の方向けにできるだけシンプルに根拠や参考資料を簡単にまとめていきます。
結論だけ見て頂いても勿論良いのですが、できるだけシンプルに根拠を書くので、根拠までご理解頂けると嬉しいです。
・どこの証券会社がいいの?⇒SBI証券一択
どこの証券会社が良いかは「証券会社 比較」で今すぐ検索して貰っても構いませんが、おそらく結論としてはSBI証券一択です。
筆者が初めてSBI証券に口座開設をしたのは2007年ですが、その時から既にSBI証券は比較サイトでNo.1の証券会社でした。他にも何社か口座を開設した事がありますが、SBI以外をメインにしようと思った事がありません。
同社は方針として顧客第一主義を貫いており、SBI証券のサービスや評判は圧倒的です。おそらく今後もその地位が揺らぐ可能性は低いと思われます。
よって、株式投資初心者はとりあえずSBI証券に口座を開けば間違いないです。
【おまけ】SBI証券で利用できる3つの「タダ」使用法
①口座開設・管理料「タダ」
ネット証券ではこれが一般的ですが、対面営業の証券会社などでは口座開設・管理料を取る会社もあります。これは口座を維持していくだけで大変なので、初心者は絶対に口座開設、管理料はタダの会社さんを選ぶべきです。
②アクティブプランならば1日100万円以下の取引手数料が「タダ」
以下はSBI証券の手数料ページです。(2021/3/22現在)
アクティブプランならば1日100万円以下の取引手数料が「タダ」という大胆さ。
筆者を含めて、一般庶民が1日に100万円以上約定(購入or売却)するケースは少ないですし、そもそも一時点で大ロットを買ってしまうのはリスクが高いです。
筆者もこれを利用してコツコツ少しづつ、ずっと手数料無料で株を購入してます。
SBI証券からすれば、さぞかしウザい客でしょうが・・・
③NISA口座の開設で税金も「タダ」
株式を売却した利益や配当に対しては、本来20%の税金が課されるのですが、NISA口座を開設する事で、毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
毎年120万円を上限として投資をすれば、投資時期を分散させる事にも繋がりますから、初心者は先ずこの枠を使うと良いです。
つまり、口座開設から利益を出すまでの一切のコストが「ゼロ」で投資できます。
これは誰でも利用できるやり方なので、積極的に利用してください。
口座開設はコチラ※⇒SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ
※SBI証券のサイトで直登録して頂いても良いですが、ここからなら以下の特典も受けられるため、直の登録よりお得です。
・会員専用フリーコール(携帯からも通話料無料)
・夜の時間の問合わせが可能
・ネット証券が初めての方には、口座開設からサポート
本章の結論を繰り返します。
「どこの証券会社がいいの?⇒SBI証券一択」
です。
・何を買えばいいの?⇒市場全体ETFか個別株集中
ETFについて
「何を買えばいいのか」に対する一般的な結論は「市場全体のETFを買い続けろ」です。おそらくその根拠を説明した書籍として、最も有名なのは以下です。
ただ、この本は片手間に読むのはかなり厳しいので、正直読まなくて良いです。
この本の結論は「個人投資家であれ、プロのファンドマネージャーであれ、積極的な売買をした結果のパフォーマンスは、市場全体に投資するETFをただ買い続けた時のパフォーマンスに敵わない」という事です。
この本はその事実を検証しているだけなので、この結論だけ知っていればOKです。
この話は頑張って売買を繰り返すトレーダーにとっては絶望以外の何物でもないのですが、これについては筆者の肌感覚としても事実だと思います。株価が右肩上がりのここ10年ならともかく、株価の上下を挟む20年、30年と売買を繰り返しながら、ETFを買い続ける以上のパフォーマンスをあげられる人はほぼいないと思います。
ただ、この結論はあまり資産運用に興味の無い人にとっては朗報です。
何も考えずにETFを買い続ける事で、ほとんどの投資家より良いパフォーマンスが望める事を高名な学者が立証しており、実際それを覆す事例はほぼ皆無なわけですから。
その理屈からいえば、資産運用に興味が無く仕事やプライベートを充実させたい人でも、預金より遥かに高効率の見込める十分な資産運用ができることになります。しかもETFは個別株と違い、倒産という可能性が極めてゼロに近いため、精神衛生上も穏やかに日常生活を送る事ができます。
よって、資産運用をしようと思っているが、そのために時間を使いたくない、といった人は毎月定額でETFを購入し続ける事をお勧めします。暴落の最中に売るような事をしない限り、理論上は高確率で十分なリターンを得る事が見込める筈です。
個別株集中投資
一方で、じゃあ個別株を買う人は馬鹿なのかというと、そういうワケではないです。むしろ本当のお金持ちになっている人は皆、この方法でお金持ちになってます。つまり、個別株集中投資はお金を増やす王道なのです。
集中投資の具体例をあげます。
ジャック・マー(アリババ)
ディートリヒ・マテシッツ(レッドブル)
ジョン・D・ロックフェラー(スタンダード・オイル)
ご存じの名前もあるでしょうが、この5人は古今東西の代表的な大富豪達です。
彼らがお金持ちになったのは、自分の立ち上げた会社に、自身の資本と時間と体力を集中投資し続けた結果、その企業の価値が跳ね上がり、大富豪となったのです。
私たちは、彼らのように創業当時から会社に投資できるわけではありませんが、上場企業への投資であってもこの原理は有効です。本当に成長力や利益率の高い企業に集中投資していれば、その企業が成長するのに比例して株式の価値も成長します。
株式投資において年20%のリターンを稼ぎ続ければ大富豪になれると言われますが、実は資本に対して年率20%以上の利益(もしくは売上成長)を稼ぎ出している企業は少なくありません。一方で、頻繁な売買によって手数料と税金を抜かれながら平均年率20%のリターンを稼ぎ続けるトレーダーは皆無です。
つまり、株価の上下に一喜一憂して売買せず、「しっかりした会社」を「適切な値段」で買い「何十年も」持ち続けていれば、自然とトータルリターンが市場平均を上回る事は、理論上十分可能なのです。
問題はその素晴らしい会社を見つける方法で、これと決まった方法はありません。
投資のスタンスには様々なモノがあり、それについて書くと長くなるので、ここでは書きません。いずれ別記事で筆者なりの意見をまとめてみたいと思います。
ちなみに当ブログでは有価証券報告書を元に企業分析してますので、もし個別株集中投資に挑戦するということであれば是非参考にして下さい。
www.freelance-no-excelyasan.com
しかし、この個別株集中投資には相応のリスクが伴いますし、リスクを避けるにはある程度勉強したり、考える必要が出てきます。
もし調査が自分には向かない、調査自体を楽しめない、という方はETFの戦略を採った方が、仮にリターンが減ったとしても、トータルで豊かな人生を送れるのではないかと筆者は思います。
本章の結論を繰り返します。
「何を買えばいいの?⇒市場全体ETFか個別株集中」
です。
・いつ買えばいいの?⇒ずっと買い続ける
株式投資で最大のリスクは市場の変動といっても過言ではありません。
市場が盛り上がっている時は株価が10倍、20倍になる会社が結構ありますし、大した利益もあげてない会社ですら2倍、3倍になったりします。
逆にどんなに素晴らしい会社であっても暴落時は半値まで下がったりします。
正直どの株を買うかよりも、いつ買うかの方が余程重要だと思います。
ところがこの、いつ買うかという問題については「ある程度妥当」といえる程度の方法論すら存在しません。
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏は個別銘柄に集中投資して数十年という長きに渡り平均年率20%以上のリターンを得た驚異的な大富豪です。しかしそんな人でさえ「市場の変動は誰にも予測できない」と予測に匙を投げています。
では、どうすれば良いか・・・答えはシンプルです。
個別株であれETFであれ、少しづつ機械的に買い続けるのです。
下手にこの水準が高い、安いと判断を下さず、ひたすら買い続けるのです。
ただ、ここで一つコツがあります。
それはあくまで金額を定額にして買い続ける、という事です。
例えば貴方が毎月10万円づつ個別株に投資するとします。
とある株が100株5万円で売られている時、毎月貴方はその株を200株を買う事ができます。そんなある日、株価が倍になり、100株が10万円になったとします。買い続けた株が2倍の価値になったわけです。
これは非常に喜ばしい事ではありますが、一方で毎月10万円しか投資できない貴方は、毎月100株しか買えなくなります。
お判りでしょうか。投資金額を定額にすると、同じ株であっても「安い時にはたくさん、高い時には少しだけ」買わざるを得なくなります。
これはドルコスト平均法と呼ばれる手法です。
ドルコスト平均法で買い続ければ、投資家は割安や割高といった事を考える事なく、機械的に購入するだけで、平均買値が割安に寄っていく事になるのです。
これは市場の変動予測が不可能という前提に則った合理的な投資方法と言えます。
おそらく、これを読んだ時に「じゃあいつ売ればいいの?」という疑問を感じる方もいるとは思いますが、ここは長く続けていれば大きな問題にはなりません。定額で買い続けるという行為を辛抱強く続けていれば一時的(数年ほど)にマイナスになることはあっても、配当の蓄積と平均買値の下落で、何年かすれば確実にプラスに転じます。
(個別株に関しては当然「成長しない」というリスクはあります)
そうなれば、基本的に「いつ売っても良くなる」筈です。
本章の結論を繰り返します。
「いつ買えばいいの?⇒ずっと買い続ける」
です。
・まとめ
今回の記事は「株式投資に興味があるものの始め方が良く分からない」という方に向けて、株式投資の本質的な部分をシンプルに抜き出したつもりです。
筆者は全ての人が株式投資をすべき、などとは思っていません。ただ、資産運用を望む人には一人でもシンプルな投資法を知って頂き、最初の一歩を踏み出すお手伝いができたらこの記事を書いた甲斐があります。
最後に書き添えたいのは、何をいつ買うとかは後で考えるにしても、興味があるなら口座はさっさと作っておいた方が良いという事です。
口座を開設するには証券会社の手続きや審査などに時間がかかり、それだけで機会損失が発生します。記事に書いた通り、少しでも勝ち目のある投資をしようと思ったら、時間は大切な資源です。そして、その資源は今この瞬間も失われ続けています。
ここまで読んだ時間を無駄にしないためにも、何はともあれ口座は先に作ってしまう事をお勧めします。