本日は雑記です。
以下のようなニュースがありました。
日本航空(JAL)は2025年度に「空飛ぶクルマ」を使った事業に乗り出す。三重県などで空港と観光地を結ぶ旅客輸送サービスを始める。ANAホールディングス(HD)も25年度に同様のサービスへの参入を検討している。空の移動が身近になれば道路渋滞の緩和や過疎地の交通対策にも役立つ。海外でも実用化競争が進んでおり、新ビジネスに見合うルール整備が課題となる。
空飛ぶクルマは空を飛び近中距離を手軽に移動する次世代の乗り物。JALが使うのはeVTOL(電動垂直離着陸機)と呼ぶ2人乗りのドローン型の機体で、航続距離は35キロメートル。最高時速は110キロ。三重県とこのほど実証実験や事業化に向けた連携協定を結んだ。
機体を開発したのはJALが20年に出資したドイツのスタートアップ、ボロコプター。リチウムイオン電池に蓄えた電気で複数のプロペラを回して飛ぶ・・・
詳細は日経を読んでいただきたいですが、要するにJALが2025年から空飛ぶ車事業に進出するという記事です。
私、これまで空飛ぶ「クルマ」という言葉のイメージに引っ張られて、これは自動車会社の話だと思っていたのですが、考えてみれば空飛ぶモビリティなんて、普通に考えたら航空事業のテリトリーですよね。
空飛ぶクルマ事業で重要となるであろう航空法や安全基準は、航空会社がこれまでやってきたノウハウがそのまま生きる気がします。ビークル(クルマ)自体がどこ製のものになるのかは分かりませんが、どこが運用するのに有利かと考えたら航空会社なのかな、と。
しかも、このビジネスってあくまで日本国内の近中距離移動を想定しているようなので、日本での運用は日本の航空会社が有利の筈。
となれば、日本の航空会社でこれだけのビックビジネスを手掛けられるのってANAとJALくらいじゃないかと思うんですが、優秀なマネジメント陣を擁するJALが圧倒的に優勢ではないかと。
今回の記事もJALは方針を打ち出していますが、ANAは検討中のようです。
2020年11月の資金の手当てもそうでしたが、JALはとにかく意思決定が迅速です。
そんなJALがこのビジネスチャンスを逃す筈がないですし、この新たなモビリティが世の中に認知され、受け入れられた場合、自動車や鉄道といった他産業のシェアも奪って成長していく事も期待できるのではないかと。
私はJAL株を昨年の暴落時に少し買っただけですが、そう考えると航空業界への期待も高まります。なんとなく最近株式市場が不安定ですが、今後JALの株価が買い値より下がるような事があれば、空飛ぶクルマ事業の事も視野に入れて買い増しを検討します。