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【就活生必見】レナウン破綻から見る、財務指標「流動比率」が役に立たないワケ

この記事は、主に就職活動中の学生向けの記事です。

就職活動中の学生にとって企業の財務分析はとても重要です。大手アパレルのレナウンという会社が破綻しましたが、同社は「長い歴史のある」「上場企業」でした。就活生の中には「長い歴史のある」「上場企業」といった言葉に惹かれる方もいるとは思いますが、そういった肩書は何の保証にもなりません。どれだけ美辞麗句を並べても、稼げていない会社は潰れます。

頑張って内定を取れたとしても、その会社がすぐに潰れてしまっては意味がありません。効率的な就職活動をするためにも、最低限のチェックはエントリーシートを出す前に済ませておいた方が良いです。

以前の回では私がお勧めする潰れる会社の判別方法を書きました。 

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今回は、昔から一般的に知られているものの、役に立たない経営指標を、理由と共に書きます。

今回の記事の結論は流動比率は役に立たない」という事です。

 

目次

 

経営指標「流動比率

流動比率とは、会社の支払能力を示す指標で以下の式で求められます。

流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債

これが高ければ高いだけ、支払い能力があると見なされ、安全性が高いといわれる指標です。一般的には流動比率は200%以上あるのが望ましいとされています。

私が会計士の勉強した時、経営学のテキストにしっかり書いてありました。

では、その言葉通りならば、レナウンはやはり相当低いのかと言えば・・・

 

はいドン

f:id:umimizukonoha:20200605075427p:plain

f:id:umimizukonoha:20200605075504p:plain


流動比率

2019年2月28日:252%

2019年12月31日:183%

 

概ね200%じゃないですか。。

この数値しか知らない人がいたら、

f:id:umimizukonoha:20200504010240p:plainレナウン、いけるんじゃね?

とか思うかもしれません。

 

全然いけません。

 

流動比率という考え方

流動比率の考え方自体は、誰でも納得できそうな考え方です。

流動資産とは1年以内に換金可能な資産で、流動負債は1年以内に支払う負債です。

なので、流動資産が流動負債の2倍もあれば、あと一年は資金繰りに窮する事はないだろう、というのが流動比率の考え方です。

f:id:umimizukonoha:20200401230837j:plainふむふむ、何となくそれっぽい。

 

 

しかし、その理屈が正しいならレナウンは潰れる筈がないですよね。

 

潰れてしまった理由こそが、流動比率の第一の問題点なのです。

 

第一の問題点

流動比率の第一の問題点は「前提となる資産金額が当てにならない」という事です。

レナウンの倒産の直接の理由は、売掛金が貸倒になってしまった事によるもの、と説明されています。

売掛金とはモノを売った時にツケにしておいて、いずれ払ってくださいね、という債権です。貸倒というのは、それを払ってもらえなくなることです。

入るはずだったお金が入らなくなったため資金繰りに窮して倒産した、という事です。

つまり、結果から見れば、19年末のレナウン貸借対照表に載っていた売掛金は回収できない架空資産だったわけです。

 

f:id:umimizukonoha:20200605235046p:plain


しかし、こういった話は、売掛金に限った話ではありません。

今回は売掛金でしたが、これと似たことは他の科目でも起こり得ます。

 

商品および製品、仕掛品、原材料

全然売れないものばかりで、廃棄すれば全て損失の可能性あり

短期貸付金

貸付先が返さないといったら損失の可能性あり

前渡金

前渡金を出したサービスが売上に繋がらないのであれば、事実損失の可能性あり

 

こんな具合です。

 

貸借対照表の資産の部に載っている項目は、全て何らかのリスクを孕んでいるものばかりです。ちょっと評価が落ちたり、相手が払わない、といっただけですぐに損失に繋がります。

そんな曖昧な概念の金額が、「支払確定している債務」に対して多いか少ないかなど、気休めにもなりません。

 

第二の問題点

流動比率の第二の問題点は、「資産は期末の一時点の話でしかない」という事です。

中には以下の資料を見たときに、

f:id:umimizukonoha:20200402232547p:plainいやいや、現金及び預金は結構あるじゃないか、34億だぞ!?

という方もいらっしゃるかもしれません。

f:id:umimizukonoha:20200606002735p:plain

極端な例を挙げましょう。

現金売上が600億円、経費400億円の会社があったとします。

利益率からみればなかなかの会社です。

この会社が景気後退を受けて現金売上が半減、300億円まで落ち込んだとします。

経費は人件費など固定費が多く、なかなか下げられず350億円だったとします。

差の50億円は借入をするか、会社の現預金から払わなければなりません。

そうなればもともと持っていた34億など一瞬で吹っ飛びます。

 

何が言いたいのかというと、期末時点で支払う債務に対して現金預金を大量に持っていたとしても、経費のキャッシュアウトの規模がそれ以上なら、一瞬で吹き飛ぶのだという事です。

重ねて言います。

そんな数値は気休めにもなりません。

 

そもそも貸借対照表は期末日時点というたった一瞬の話でしかありません。

しかし、会社とは常にお金が入り、流れ続けている生き物です。

生き物の静止写真を見ただけで、あるいは、筋肉と脂肪の比率を測っただけで、その生き物がどんな動きをするのか、どんな鳴き声で鳴くのかなど、その生き物が理解できるでしょうか。

f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plainんなわきゃない

流動比率は、全くあてにならない財務指標だと言わざるを得ません。

まとめ

この記事を書いた理由は、最近とある自称投資家がどや顔で「会社の安全度合いを見抜く方法知ってる?流動比率だよ」と言っていたのを耳にしたからです。思わずコーヒーを吹き出しそうになりました。

私は大学の時に会計学を勉強していてこの指標に出会いましたが、マジで使えた事がない。。

ちなみにこの指標、銀行などでは用いられているそうです。。

なぜなら銀行は融資の条件として、もっと深い部分、例えば債権や在庫の滞留日数や、貸付金の貸付先など、もっと突っ込んだ情報をもらう事もできます。だから、単なる流動比率といっても、我々の掴める情報の範囲の流動比率とは精度が違います。

それにそもそも、銀行は会社が潰れたとしてもお金さえ回収できれば問題ないんです。先の静止画の例えでいうなら、どんな動物かなどに興味は無くて、最終的に剥ぎ取れる肉さえ正しく測れれば、それで良いのです。動物がどんな風に動いたとしても、銀行が受け取れる利益は固定された金利分ですから興味がない。元本と金利分を回収できさえすればいい。

だからこんな一時点のざっくり指標でも問題ない。

剥ぎ取る肉の分量が分かればよい。

でもその会社で働く人や投資家は違うじゃないですか。

その会社がどう動くかで人生が左右される。

潰れた後の剥ぎ取る肉の量なんて投資家や働いている人には一切関係ない。

なら、そんな指標は使っちゃいけないし、信じてもいけない。

でも、忙しい就活生や兼業投資家が生半可な勉強をした結果、こういう財務指標を信用してしまって無為な時間を過ごすのは良くないと私は思うのです。。

 

 

f:id:umimizukonoha:20200401230204j:plain当ブログは企業の課題や理想を考えてマンガにしたり、企業の分析を記事にしたりしているので、もしご要望があり都合が付けば、企業の財務分析などもやろうと思います。奮ってコメントください。

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