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漫画解説~あふたー式専門家チーム~
今回はあふたー株式会社の専門家チームについて説明しましょう。
カッコいいですよね、プロフェッショナル集団なんて!
あらたさん、誤解しないで頂きたいのですが、少なくともあふたー株式会社ではプロフェッショナル社員と組織集団に属する社員との間に立場の優劣はありません。確かに、ただ一人で仕事をこなし、特定の仕事に従事するプロフェッショナル社員は組織内では目立つ存在ではありますが、単独で大きな事ができるわけではないのです。
え?どういう事ですか?
例えばテレビに出てくる芸能人をイメージすると分かりやすいでしょう。彼らは一人一人でとても知名度が高く、ファンを多く抱えています。何となくその人だけを見ていると、ひとりで全てやっているように見えます。
確かにそう見えますね。
しかし、現実問題としてそのタレントを世の中に認知させるには先ず事務所の地道な営業・宣伝活動、イメージ戦略が必要です。何千人、何万人というスター候補達の中からその一人を選んでもらうわけですから、その競争にかける労力は並大抵のことではありません。
テレビ局に採用されてからも大変です。番組を一つ作るにも脚本家、ディレクター、カメラマン、様々な人の努力によって一つの番組が作られていて、タレントはその一役割に過ぎないのです。
でも、タレントの人もそうですけど、そういった専門能力を持つ人たちって報酬も大きいイメージがあります。それってやっぱり他の仕事をしている人より価値のある仕事をしている証、優秀である証じゃないでしょうか。
タレントの中にはファンも大勢いて、その知名度だけでも稼げる方がいるのは事実です。ただ、それは彼らが多くの人に顔を知られており、日常生活の一挙手一投足にも周囲の目を気にしなければならず、もし不道徳な行いをした場合、その反動も大きいという側面を忘れてはいけません。彼らはそういったリスクを抱える対価として報酬が高いのであって、必ずしも彼ら自身の仕事の価値が高いとは言い難いでしょう。
そしてそれは我が社の専門家チームでも同じ事が言えます。そのため少なくともあふたー株式会社では、ベースとなる給料は専門家チームも通常のチームも変えていません。
え、そうなんですか?(汗)
はい、社員をどういった性質のチームに配置するのかは、あくまで会社が社員の能力を引き出す手段であって、何が得意か、どこに所属するかで個人の報酬を決めるべきではありません。もしこれに差をつけた場合、社員はより高額報酬な役割を求め、自身の性質に関わらず、より儲かる役割を目指す事になります。それは個人にとっても会社にとっても望まない結果を生みます。
個人にとっても望まない結果になるのですか?
はい、人間というものは元来、自らの特質を発揮し、自らが所属する組織体に貢献する事に幸福を感じる性質があります。それをすることによって自身の存在を周囲から認められていると感じ、生きている喜びを感じる事ができるのです。多くの人がより高い報酬を求めるのも、そういった人間の性質から来るものです。
しかし、ここで注意すべきは「自らのもともとの性質を活かさなければ」本当の意味で組織体から認められた事にはならないという事です。報酬が高いという理由で、自身の性質に合わない仕事をしても、それはその人の幸福には繋がりません。時間のほとんどを費やす労働が、自身の性質に合わない事ほど不幸な人生はありません。それを防ぐためにも、報酬は業務の役割で決めていないのです。
そう言われると怖いですね。。しかし、会社側にしてみれば、報酬に差をつけた方が必要な能力が集まりやすくなるんじゃないでしょうか。
あふたー株式会社の人事はあくまで「その仕事に対する純粋な情熱」を最も重視します。純粋なやる気や情熱があれば、大抵の能力は後から身に付きますし、本人の仕事に対するモチベーションも高く保たれるのです。しかし、報酬に差をつけてしまうと、どうしても仕事そのものよりも報酬目当ての社員が出てきます。報酬目当ての社員はどれだけうまく仕事をこなす事ができても、ストレスが蓄積され、最終的にチームでのパフォーマンスを下げる結果になります。それを避けるためにも、あふたー株式会社では業務の役割で報酬を決めてはならないという原則があるのです。
漫画リンク
www.freelance-no-excelyasan.com