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漫画解説~在宅ワークシステム~
今回のテーマは在宅ワークシステムです。という事で、あふたー株式会社の独自在宅ワークシステムの開発者である「天才君」さんにお越しいただきました。今日はよろしくお願いします。
・・・ああ。
ええと、「天才君」さん。そもそもあの在宅ワークシステムはどういったコンセプトで作られたのですか?
あれはそもそも、俺が暇な時に作った、社内の人間を選別するためのコミュニティサイトだった。
え?どういうことですか?
あふたー社員全員のデスクトップにアイコンを置いておいて、開いたら課題が出てくるように設定していた。課題が解けたらコミュニティサイトに入るアクセスパスワードも分かる仕様になっていた。コミュニティサイトにそこそこプログラミングができる社内コミュニティを作って、プログラミング専門のチームを作ろうとしていた。だが、誰も解けなかった。
でしょうね。
一時は連中に課題を解くやる気がないだけかと思って、課題に失敗した場合はパソコンが全部ロックされるウイルスを入れて退路を断ってみたが、やはりダメだった。どいつもこいつもパソコンをウイルスにやられてロックされていた。お陰で俺がジジイ(鷹山先生)に滅茶苦茶叱られる羽目になった。
(何してんだろうこの人・・・鷹山先生大変だなぁ)
で、その時に社長がそのコミュニティサイトを、社員を選別するためではなく全員が使える在宅ワーク用のコミュニティサイトに作り替えてはどうかと言ってきた。
え、これって社長の提案だったんですか?
まあな。社長は以前から既存の在宅ワークシステムに不満を持っていたらしい。タスク管理システムや、WEB会議システム、チャットシステムなど、リモートワークの個別課題を解決するコミュニケーションツールは複数存在するが、それらすべてを網羅する包括的システムが無かった。つまり、MMOゲームのような、社員同士がその存在を確認し合えるようなツールだ。
なるほど・・・
社長は在宅ワークにおけるもっとも大きな課題を「社員の孤独感」だと考えていた。孤独は円満な人間関係を阻害し、チームとしての協力関係を崩しかねないと考え、それを解決するツールが無いか探していたらしい。その時に俺のコミュニティサイトを見て、このコミュニティサイトに各社員のPCアクセス権、チャットシステム、WEB会議システムなど、各種コミュニケーションシステムを付与すれば、仮想空間における職場を再現できると思いついた。
言われてみればそうですね・・・メールとかチャットの文章だと、うまく意思が伝わらず、取り方によって喧嘩になったりしますよね。でもオンラインゲームとかだと、キャラの頭に感情を示すマークが出せたりして、結構色んな表現ができたりします。上手くいけば、現実の世界より上手く表現できるかもしれません。
社長からその指示を受けた俺は、選別コミュニティサイトを下敷きに①勤怠システム、②会社PCへのリモートアクセス、③WEB会議システムを一手にリンクさせたMMOシステムを作った。それがこのあふたー独自の在宅ワークシステムだ。
お~ぱちぱちぱち・・・
ちなみに多様な表現を実現するため、アバターが「💛」、「💡」、「❕」や喜怒哀楽の感情を表す機能を搭載している。
わ~面白ーい。
さらに、各キャラは各社員の顔写真名簿を元に作った、2Dアバターを使用しているので、何となくだが相手が分かる。勿論、アバターの上にカーソルを合わせれば部署と名前はすぐ分かるがな。
わ~これも相当便利ですね。。大きい会社だと、現実には誰なのか名前とか部署が顔と一致しない事ってありますものね。こういう機能があると話かけやすいです。
さらに、各キャラには他のキャラを攻撃するための必殺技を搭載している。
わ~パチパチ・・・ん?
例えば気に入らない意見を言う人間がいると・・・(天才君のアバターが鷹山先生のアバター付近まで近づいていく)ここでShiftキーとEnterキーを同時に押すと(天才君のアバターから閃光が奔り、鷹山先生のアバターが消えた。)
よ・・・鷹山先生ええええええええええええええ
これで相手の意見に賛同しない意思を示す事ができる。
いや、言葉で言えば良くないですか?わざわざ消す必要あります?
消えてもまたすぐに復活(ログイン)はできる。ちょっとくらい遊び機能がないと退屈だろう。つーわけで、在宅ワークシステムの説明は以上だ。俺は帰って寝る。
あ、ちょっと待ってください。最後にひと・・・あ、鷹山先生・・・?
うお、ジジイ、なんだその光は・・・うぐああああああああ!!!!
【突然訪れた静寂】
・・・・・・こほん。今日はこれまで、お疲れ様でした~!!
原作者コメント
あふたーの在宅ワークシステムは、「在宅ワーク」と「職場」との差をどうすれば縮められるかな~と考えた結論です。テレビ会議システムやチャット、メールなど、リモートでコミュニケーションを取る方法が確立された現代で、なお人がオフィスに集まるのは、やはり相手の感情とか、表情が見えにくいのと、個人としての孤独感と恐怖があるんじゃないかと思っています。
でもそれなら、アバターでみんな職場を動き回れるシステムがあれば、職場と大して違わない環境作れません?という事で実際に想像したものをネタにしてみました。
既に海外とかでは近い奴が実際あるみたいなんですけど、勤怠システムとかテレビ会議システムとかが付いてたりするのはあるんでしょうか。。とりあえず日本の企業ではあまり聞いたことないので、そういうプログラムが得意な人 or 会社と手を組んで作ってみたいな~とか思ってます。まあ、全然あてはないですけど。
もし一緒にやってくださる人 or 会社さん or ベンチャーキャピタルとかいればいつでもご一報ください~(笑)
漫画リンク
www.freelance-no-excelyasan.com