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漫画解説~休日勤務のグレーゾーン~
今回は休日勤務のグレーゾーンの話だ。あらたさんは休日に会社の人から電話があり、それを対応することを「在宅ワーク」と勘違いしているが、これは誤りだ。在宅ワークは仕事場が家になるだけで、あくまで勤務日の事だ。しかしこの日、あらたさんはあくまで有給休暇を取っているのだから、少なくとも「在宅ワーク」ではない。
そうですよね。有給休暇を取得する以上はお休みですよね。
現実問題として、やむを得ない休日の電話というものは常に存在する。例えば会社が顧客工場のメインシステムのメンテナンスビジネスをしていたとする。もし万一自社システムにトラブルが起きたなら、担当者としては何らかの形で対応しなければ顧客の信頼を失ってしまう。そんな時に「私今日有給休暇なんで~電話出れませ~ん」などという社員に、会社は仕事を任せられるだろうか。
な・・・なるほど。。
勿論、休日に仕事の対応をする以上は、会社側だって給料は払うべきだ。しかしだからといって、ただ一件のメールを返信したり、電話で応答しただけの給料をいちいち請求するのはいかがなものかと思う。例えば会社の人間と友人同士だったら、休日に彼らと会話をするだろうし、当然その内容は会社の話、仕事の話にだってなる。しかし仕事の話をしたからといって、その分を労働時間として申請されようものなら、会社側はたまったものじゃない。だからその部分についてはどこの会社でもグレーゾーンとなっているんだ。
そういう事ですね。ただ、私の場合会社のPCにアクセスして資料を作り直したりしているんですけど、こういう場合でもグレーゾーンの範疇なのでしょうか?
当然だ。君は休日の間、ひと時も会社の事や仕事の事を考えないという日はあるかい?
ん~・・・1度や2度は考えるかもしれませんね。
そんな時に資料を思い出して、会社のPCにアクセスして、内容がちょっと間違えていたら、直したいという誘惑に駆られないか?
確かに・・・ちょっとくらいならいいかな、と思います。
つまり今回のケースはそれと同じさ。君は会社の人と休日にちょっとした会話をした結果、自身の仕事の誤りに気付き、思わずPCを立ち上げてちょっとした修正を行った。しかしそれがどうにもうまくいかず、気が付いた時には夕方だったというわけだ。。残念だが、それでは業務とは認められない。
で、でも・・・エンジニアさんの言い方は明らかに業務指示でしたし、ちょっとした応対というには時間が長すぎませんか?
エンジニアさんは「全部作り直せ」とは言ったが、「今すぐに」とは言ってないから休み明けにやればよい話だ。そして作り直しに時間がかかるのは君の能力の問題でしかない。残念ながら一切認められない。
いいかい、休みの日に何をするのかは勿論君の自由だ。遊びの事を考えるのも、勉強の事を考えるのも、仕事の事を考えるのも君の自由だ。会社側は有給休暇という形で、自由な時間に給与まで払っているんだ。間違っても、会社の恩を仇で返すような真似はしてはいけないよ。
は・・・はい・・・(涙)
原作者コメント
私はあからさまなブラック企業での勤務経験は無いのですが、普通に働いていれば、ブラック企業が悪用しそうなグレーな部分というのは見えてきます。こういうののアウトとセーフの線引きって本当に難しいな~と思います。解釈次第でどうにでもなりそうで・・・。
専門家からすれば私が書いたパイセンの理論武装なんぞ、一撃の下に粉砕できるのかもですが、素人からすればパイセンの言っている事も一理あると思いませんか?少なくとも、もし私があらたさんの立場なら「そんなもんか」と納得してしまいます。
もっとも、それ以前に私ならエンジニアさんから叱責されても「私今日有給休暇なんで~残念だけどできませ~ん(てへぺろっby30代のおっさん)」で逃げる気がしますがね・・・。
P.S.
ところで城崎先生、5コマ目の夕日のクオリティ妙に高くないですか?雰囲気作るために力込めて下さったのか絵画レベル。。美しい仕上がりでした。
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