先週、NYダウの暴落を受けて、証券投資について書きました。
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で、しばらくは私も家計の資産運用のために、マーケットを注視すると思うので投資カテゴリーを作って、株についても書いていこうと思います。
前回は「株式とは」的な話だけだったので、実際投資する時に知っておきたい資料の説明をしたいと思います。
有価証券報告書
金融商品取引法で規定されている、事業年度ごとに作成する企業内容の外部への開示資料です。私達が投資できる上場企業は、必ず年一回これを提出する事を求められてます。この資料を読めば事業内容や抱えているリスク、財務数値などなど、その会社の事は大体分かります。意味が分からないような難しい事を書いている会社さんもありますが、そういう会社さんはつまり「意味が分からない事をしている」か「意味が分からない事を言っている」のどちらかなのだと分かります。どちらにしても、そういう会社は投資しないのが精神衛生上も吉です。
各会社さんのホームページのIR(Invester relations:投資家に対する広報)に載せている事もありますが、基本的にはEDINETという金融庁のサイトで見れます。
https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/
好きな会社の有価証券報告書を見て、分からない単語があったら都度ネットで調べてみる、というのが会社の勉強の導入には良いのではと思います。
決算短信
証券取引所の適時開示ルールに則り決算発表時に作成・提出する、共通形式の決算速報です。先ほどの有価証券報告書は金融商品取引法上定められているものですが、こちらは証券取引所のルールに基づくもので、内容もざっくりしてます。これも各会社さんのIRで見れると思いますが、私などは大体日本経済新聞のサイトで見たい株式を検索して、適時開示速報欄を見てます。
例:エーアイテイーという会社さん
https://www.nikkei.com/nkd/company/?n_cid=DSMMAA11&scode=9381
ちなみに日本経済新聞のサイトは大抵の情報が網羅されていて、見やすいので、お勧めです。(以前は全情報無料だったのに、最近は財務情報とかを有料コンテンツに指定している部分があるのが癪ですが・・・そこは有価証券報告書で補えます)
私などは知りたい会社があると先ずはこのサイトで調べて、ざっくりした数値とかを見て、さらに興味が湧いたら有価証券報告書やら会社のホームページを見るという流れです。
まとめ
個人的には上の二つのソースがあれば、会社について知るには十分ではないかと思います。逆にここ読んで分からなければ、その会社は「伝えたくない事がある」か「伝える能力がない」のどちらかですので、いずれにせよ買わない方が良いと思います。