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書籍紹介:D・カーネギー「人を動かす」

 

人を動かす 文庫版

人を動かす 文庫版

 

 

書籍レベル・・・龍

 

書籍レベル分類については下記参照下さい。

www.freelance-no-excelyasan.com

ざっくり意見

星の数ほどの書籍が存在する現代、コミュニケーションに関する書籍も、数多ありますが、正直これを越える本が存在するとは思えませんし、これからも出版するとは思えません。極端な私見を言わせてもらえれば、この本を世界中の人々がちゃんと読んで、実行すれば世界平和が実現できるレベルの本です。

世界平和と自身の人生に真摯に向き合う方は是非一読ください。

 

この書籍の特徴を3つでまとめてみます。

特徴①シンプルな構成、内容

「人を動かす」の構成は4つのパート+付録から成ります。

Part1:人を動かす三原則

Part2:人に好かれる六原則

Part3:人を説得する十二原則

Part4:人を変える九原則

付録:幸福な家庭を作る七原則

本書は総計三十七の原則について、実際にあった事例を元に解説していきます。このシンプルな構成が実は結構便利で、後で「あ、あの話ってどこに書いてたっけ?」とか後から見返すときに、凡その要点さえ覚えておけば、索引が簡単です。正直この特徴は、名著にとって必須条件ではありません。どれだけ整頓された書籍でもペラッペラの内容なら学生のレポートと変わらないと思うので。。名著とは常にあくまでその内容の質によって判別されるものと思います

しかし、名著だけに内容を何度も読み返す時に、自分の望むエピソードを探すのが楽というのは地味にプラスだと思うので特徴として紹介します。

 

特徴②全ての原則について豊富な実例エピソードに裏付けられている

東洋哲学の代表格である「論語」や「老子」とかもそうなのですが、抽象的な論理や言葉だけ並べるのではなく、現実のエピソードを並べる事で、言いたい事の本質を読者に悟らせている形になってます。気取らない文体ですんなり頭に入る話ばかりなので読みやすく、印象的なエピソードは丸ごと頭に入ってきます。

 

特徴③心がけ一つですぐに実行できて、結果が検証できる

「成功するための法則」とか、「こうすれば年収がアップ」とか、よくある啓発本の困る所は、どれだけ頑張っても「いつまでに実現されるか」が明示されない事です。というか明示する事は目的の性質上不可能なので、その法則が正しいかどうかの検証ができません。自身で簡単な検証もできない事を信じるのは、自分で考えずに信じるのと同義で、結構なリスクを伴います。しかし、本書で解説されている手法の一つ一つは、本当に身近な誰かに対してもすぐに実行可能で、結果は短期で見えてきます。だからこそ普通に信じて続けることができます。(体験済み)

 

コメント

書籍レベル「龍」と「鬼」の違いは、時代を超えるか否かなんですが、どんな書籍が時代を超えるかといえば、論じているメインテーマが百年経っても千年経っても変わらないモノであれば時代を超えると思うのです。本著で扱っているテーマは、「人の心」であると私は思います。Twitter、LINE、FacebookInstagram・・・コミュニケーションの手段は時代が変わるにつれてどんどん変化していくでしょう。ただ、おそらくどれだけ時間が過ぎたとしても、「人の心」は誰かに関心を向けられる事を喜びますし、自身の重要性を感じさせてくれる誰かを求めます。その「人の心」の性質とその操作術について書かれたこの本は百年後、二百年後にも読まれるであろう名著であると私は思います。