私は別に明豊ファシリティワークスの株主ではないのですが、以前分析していた明豊ファシリティワークスが大幅に値上がりしておりました。
【明豊ファシリティワークス】[1717]株価/株式 日経会社情報DIGITAL | 日経電子版
大幅に伸びた理由は、それまで建設業という分類だったのが、サービス業になったからのようです。
そんな事で?と思われるかもですが、一般的に建設業とサービス業では財務体質が違います。建設業は売上債権が滞留しやすく、有形固定資産も多くて資金繰りがキツい会社が多いです。一方でサービス業は様々なタイプがありますが、一般的にコンサルや飲食店など、資金繰りに強く財務体質が良い会社が多いです。
勿論どちらの業種でもピンキリで、きちんと数値を確認しなければいけないのですが、財務諸表を普段読まれない投資家の方などは、業種の印象だけで建設業を敬遠してしまう方もいます。
じゃあ、明豊ファシリティワークスはどうかというと、詳細は以下分析を見てもらいたいのですが、現預金と売上債権だけのかなり低リスクな帳簿でした。
www.freelance-no-excelyasan.com
強いて言えば完成工事未収入金が売上に対して多い気はしますが、同社には性質の違う売上が混在しているので、何とも言えません。
ただまあ、元々建設業は債権回収に時間がかかる業界的なので、そこまでおかしくはないのかな、と。
ちなみに明豊ファシリティワークスの記事を書いたときに私の記事に誤りというか、ちゃんと理解できてない部分があって、ホルダー様にお叱りを受けました。(同記事コメントを参照の事)
その時にホルダー様が同社は業種が変わって市場の見方が変わればもっと評価されてよい筈、という主張をされてました。
ホルダー様大当たりでしたね。
おめでとうございます!
業種変更によって投資家の認識が変わり、株価が上がる、というお話でした。